ダクト火災ってご存知ですか
飲食店の厨房の換気は、レンジフードと呼ばれる、
天井に付いたステンレスの箱のようなもので
おこなっている場合が多いです。
写真の中央部分が吸い込んでる部分で、
この奥がダクトといいます
ダクトの中は、油煙がとおるので、どうしても
油が溜まってしまうんです。
その溜まった油に、火が引火してしまうと、ダクトの中で
爆発し、大規模な火災になることがあります
飲食店さんは、ダクト火災の対策として、
ダクト内部の清掃を定期的に専門業者に
おこなってもらいます
今回も、ダクト清掃の依頼をうけ、行ってまいりました
ダクト清掃時に、いっしょにきれいにする『ハイガード』という
部分があります。
今回は、その『ハイガード』の部品である『温度ヒューズ』を
紹介します。
ハイガード自体は次の写真
取外し、洗剤を使って綺麗に洗浄しました
『温度ヒューズ』はこれ
大きさにして、小指大ぐらい
薄っぺらい、銅でできています。
普段は写真のように、突っかえ棒のようになっています。
コンロから炎が上がったり、高温になったりして、
185℃を超えると、『温度ヒューズ』が溶けて、
突っかえていた蓋が閉まります。
ダクト内部の溜まった油に引火するのを、
こうやって防ぐ部品なんです。
これがダクト火災を防ぐための
『温度ヒューズ』の役割です
かなり小さな部品ですが、大変重要な使命を
背負っているヤツなんですね~
油を入念に洗い落としておきました
これで安心です