ホテル業務という屋内勤務である職業柄、
8月が終わったのに全く日焼けせず、
来年こそは夏男になるぞ!と意気込んでいるホテル事業部岩佐です。
こんにちは。(*^ー^)ノ
前回から始めたシリーズ編ブログ『お掃除救急車』ですが、
大好評??につき、予告通りvol.2を迎えました。
ご意見をくださった方、ありがごうございます。
パートさんより「こんな汚れの取り方教えて!!」と
今までになかった会話が生まれたこともありました。
では、早速!今回の汚れは前回の予告通り、洗面台の輝きを取り戻します。
・・・っと、思っていたのですが・・・
写真データを誤って消してしまい、説明が出来ません
よって、違う写真のもので今回はご了承を!!
小さなお子様のおられる家庭では、
『落書き』に頭を悩ませられた方は多いのではないでしょうか?
ホテルでも多くの家族連れの方の利用があります。
楽しそうな雰囲気は見ていてとても気持ちが良いものです。
しかしっ!
チェックアウトされた後のお部屋に入ると、
楽しさが溢れ過ぎた状況にも多々直面します。
その中でも、頭を悩ませたのがこれっ!
ヽ((◎д◎ ))ゝ
椅子の座面なのですが、
油性マジックで楽しさを力いっぱい表現されていました!
布に書かれた油性マジックって落ちにくいんですよ。(ノ_-。)
でも、どの様な汚れでも落とすのが『プロ』ですよね!
お願いされたら、持てる限りの知識を技術を駆使して頑張っちゃいます!
まず、油性マジックが何故消えないのか説明しましょう。
油性マジックの成分って知っていますか?
油性マジックは成分として、
溶剤 (キシレン、アルコールなど)約70%
顔料 約10%
樹脂 (ダンマル樹脂など)約20%
で、構成されています。まぁ、色々入っています。
マジックで紙や布に書くと溶剤にて溶けている顔料等が紙や布に付着します。
そして、溶剤が揮発するので顔料だけが紙に残り、
『字が書ける』と、なる訳です。
(感覚で言うと紙や布に顔料が染み込み固まるという感じでしょうか?
固まった状態が『消えない』という表現をします。)
そこで、消すには一度固まってしまった顔料を
溶かして動かしてあげれば良い訳ですね。
顔料自体を無色透明にするわけではありません。
その溶かす物として今回は『ベンジン』と『アルコール』を用いました。
『ベンジン??』と、思われた方に説明します。
簡単に言えば『ガソリン』です。
これはクリーニング屋さんも使用されていますし、
ドラッグストアなどでも『襟垢落とし』や『染み抜き液』
という商品としても販売されており、簡単に入手出来ます。
今回は『リグロン』という商品を使用しました。
これらを用いて、マジックを消すわけです。
厳密にいうと消すのではなく、顔料を溶かして雑巾に色を移していくわけです。
雑巾にこれらを染み込ませて、落書きの上からポンポン叩いて、
顔料を溶かしつつ雑巾に色を移していくわけです。
ゴシゴシ擦ると布地を痛めるので注意してくださいね
また、色が着いた雑巾で何度も叩くと、再び布地に顔料が移ってしまうので、
小まめに綺麗な部分を使用するように心がけてください。
時間は掛かりますが、徐々に色が無くなって行きます。
横着をして一度に染み込ませすぎたりしますと
『輪ジミ』が出来て、さらに悲惨な状態になるのでゆっくり行ってください。
ベンジンの使用上の注意等はボトルの記載事項を読み、安全に使用しましょう。
※布地によっては変色したりする可能性があるので、
大切な物はクリーニング屋さんなどの『プロ』に依頼してくださいね!
では、仕上がりはこんな感じです。
ゆっくり、少しずつ行っていただけるとどなたにでも出来る内容です。
緊急時に備えて頭の片隅にでもしまっておいてください。(・∀・)/
ホテル事業部 岩佐
次回予告
お掃除救急者 vol.3
~ 洗面台 あの頃の輝きを取り戻せ ~ リベンジ!!
乞うご期待!!
(・・・次こそは、予告通りの内容をお知らせします。(●´ω`●)ゞ)
2024.06.27